西勘のこだわり

なぜ、西勘なのか

当社は1854年創業の左官鏝、刃物、工具等を中心とした道具小売店となります。
「西勘」の刻印が入った左官鏝と刃物類は、その品質の良さでは定評があり、全国に知れ渡っております。
当社の道具へのこだわりは江戸時代末期の安政元年業祖・西田屋勘蔵が京橋の地に、金物屋を開いてから、脈々と培ってきており、左官鏝を全国に広めた4代目水谷憲太郎、トミ夫妻が「西勘」を発展させました。その後、時代の変化とともに鏝作りの技術を新たな商品、例えば包丁や爪切り、ハサミなどの刃物へと発展させ、現在の当社の事業体系となっております。
「一番いいものは手作りでしかできない」という4代目社長の言葉は後継者へと受け継がれており、店頭に並ぶ商品はいずれも社長自らが当第一と目を付けた職人に依頼して作ったものがほとんどです。
ぜひ、お店までお越しいただき、職人の技をご体感ください。

社長からのメッセージ

当社では職人向けの道具を勿論のこと、ご家庭でもご愛用頂けるような包丁やハサミ、キャンプ等にも便利なナイフ、ヴィンテージカトラリーなど、職人のこだわりが詰まっている商品を多数取り扱っております。
当社の主力商品の一つである包丁などの刃物類は、岐阜や新潟等の一流の職人から仕入れ、販売前に店舗内にて再度研ぎなおしてから提供しており、切れ味は抜群と自負しております。
当社では刃物類の研ぎも行っておりますので、西勘の道具をお客様のお手元に長くご愛用頂ければ大変に嬉しく思います。

創業時の思い

私どもは先代より『一番いいものは手作りでしかできない』という言葉を受け継いでおります。これは、職人の道具が一流ではないと、職人が作る作品も一流にはならないため、こだわりを持った道具を販売しなさいという意味であると私どもは思っております。
また、『小僧さんにも親方同様の商品を売りなさい』という言葉も受け継いでおります。この二つの言葉を合わせると、先代は『西勘が取り扱う道具は常に一流でなければならず、それを広く皆様にご愛用頂きなさい』という心を引き継ぎたかったのではないかと思っており、これが当社の企業理念へと繋がっております。私どもは代々包丁の研ぎ方法を後継者に引き継いでおり、道具へのこだわりを大切に、日々店頭に立っております。

これからの西勘本店

お客様のニーズは変化するものと理解しており、それに合わせて当社も変化する必要があると思っております。
実際に、昔は左官鏝を中心に販売しておりましたが、今ではご家庭でもご利用頂ける包丁等が主力商品へと変化しております。
また、販売方法も変化しております。昔は店頭のみでお買い求めいただいておりましたが、現在ではインターネット販売を開始し、普段店頭にお越し頂くことが難しいお客様でも当社商品をお買い求めいただけます。
ただし、当社の商品が一流であり続ける必要があることはこれからも変わらないよう、社員一同道具へのこだわりを忘れず、日々精進いたします。